「見えない所に目を向ける」

2011.11.25

知人の日さんの家は、建物にとって最も大切な基礎がおそまつだったために、不同沈下を起こして、床が傾いてしまいました。基礎の一部が下がったため、建具の建て付けも悪く、真冬には、すきま風が入ります。Rさんは「暖房しても、さっぱり部屋が暖かくならない」とこぼしています。なぜ、こんなことになってしまったのでしょうか。この家は、かなり古い木造の建売住宅で、付近は埋め立て地だったそうです。そういう地盤の悪い土地であるにもかかわらず、Rさんの家はコンクリート基礎を使わずに建物の中央の柱の下に玉石だけを置き、外から見えない所は、漬け物に使うような重石を据えただけの基礎にしてしまったのです。

[参考情報]
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外からよく見える所は、さすかにコンクリートの基礎にしたようですが、屋根に、重い瓦を載せたものだから、基礎が下がるのも当然です。基礎は、その場所柄から、あとで直したりするのはたいへん困難で、工事費も相当なものになります。建築の基本は、水平と垂直であるといわれるように、長持ちする家を建てるには、ます、がっちりした基礎をつくること、そして、見かけばかりにとらわれず、見えない所に目を向けることが肝心です。





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