姑はやはり最後まで主婦でいたい

2011.10.21

息子一家と同居したって、姑はやはり最後まで主婦でいたいのだ。台所はまさに主婦の象徴なのである。あとでその話を聞くと、嫁のほうがびっくりする。「なんだ、そういうことなら、お母様のほうをメインキッチンにしてくださってかまいませんのよ」とあっさり一言。これで一件落着となることがある。思えば、昔の姑はそうではなかった。こと嫁に対しては、言いたいことをずばずばと口にした。歯に衣着せぬとはよく言ったもの、「ここまで言うか」というほどのことを、他人の前でも平気で口にした。

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それは「この家を末代まで平和で安泰なものにしておきたい」という思いからだったのだろう。最近の姑は、そんなことは言わない。ずいぶんがまんもする。しかし、人の心はそうそう変わるものではない。ロに出さないからこそ、がまんしているからこそ、かえって事態が深刻になる。舅である夫がおとなしいのは、そのすべてを知っているからだ。住まいづくりに際してホンネはやはり、聞き出しておかなければならない。





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