高まったより良い住まいへの欲求

2011.10.21

住宅戸数の充足を背景に、国民の住宅に対する関心が“質の向上”に向かっていることも見逃せない近年の傾向である。五年ごとの『住宅需要実態調査』によると、昭和五十三年調査では住まい(住宅および住環境)に困っている世帯は三八・九%だったが、昭和五十八年調査では、住宅に対する不満率が四六・一%、住環境に対する不満率が三〇・二%で、住宅および住環境に対する総合評価での不満率は三八・四%だった。それが昭和六十三年調査では、住宅および住環境に対する総合評価での不満率は三五・六%に減少したが、住宅への不満率は五万五%、住環境への不満率が三三・二%と、いずれも五年前より高くなっている。

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その内容は、住宅の面では収納スペース、遮音性・断熱性、傷み、台所の設備・広さ……の順、住環境の面では集会所・図書館、子供の遊び場などへの距離、火災・地震などへの安全性……の順となっている。住宅需要は、これらの不満を解消するため、より良質の家に建て替えたり買い替えたり、リフォーム(増改築・改装)したりする比重が高くなってきている。





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