充実した近年の生活の中で、個人のインテリアに対する意識は昔のそれと比べて、明らかに高まっていると思う。昔といっても、わたしの考えるむかしはどうしても戦後以降のことである。平安時代や大正、明治時代に比べてどうかはわからない。人々は生活を楽しむ余裕を重要視し、それぞれの権利に甘んじて平和を味わう時代に室内装飾に目を向けていくのでしょうか。戦国時代や江戸時代、戦後の時代に至る時代の流れとはいったい何者なのでしょう。
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生活の向上を楽しみ、自分の個性や主張を楽しんだ後にやってくるのは“もっと”という意識であることは自然な心理であり、それゆえ人類は文明を発展させてきました。その人間一人ひとりの持つ、向上心は美しいものを破壊したり争いごとを行うためにあるものではないと、歴史を振り返る時間は貴重である。